6.パン噛み・歯ブラシの使い方の指導
開口のズレが解消された後は食べ方の練習です。鏡を見ながらの正しい噛み方の練習により開口時のズレを更に匡正(きょうせい)し、元の悪い状態に戻らなくしていきます。誤った開口の仕方・物の噛み方は脳が憶えています。
正しい指導をしないと、すぐに脳が憶えている悪い習慣が出て戻ってしまうからです。また歯ブラシの誤った使い方によって頬を引っ張り、顎関節をズラす事を度々見かけます。歯ブラシの使い方も顎関節を守る大切な要因の一つです。
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7.座り方・寝位などの生活習慣の改善方法の指導
 
ノルウェーの特殊なイスのように、体を前傾させる状態が呼吸を楽にし、あごに負担をかけ難くします。人間は完全な二本足動物でなく、また四本足動物でもありません。背もたれに寄り掛かるのでなく、前傾する事で四本足の時の姿勢に近づく事も必要です。人間は同じ姿勢では長くいられません。時にはいつもと違う筋肉を使って座る必要があります。
その他、職業からくる悪い姿勢による一部の筋肉の負担を軽減する体操などを指導します。ここに来られる方は生活習慣の改善が必要である場合が多く見られます。 |
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◆ 身体の歪みを整えてから顎関節を調整する。

当院の特長は治療の流れで説明したように、顎関節だけを調整するのではなく、全身のバランスを整えながら施術する、痛くないマッサージ・整体治療です。「全身を整える事で顎関節も整いやすくなる」という発見は、プレート療法を研究されている先生の一言がきっかけとなりました。
私が「噛み合せの正しい位置はどこですか?」と言う質問に、先生は「口の中だけをを見るのでなく、モアレ写真などによって身体の歪みを診ながら調整する・・・・」と答えられたのです。先生はプレートによって咬合位を高くする治療方法をなさっていましたが、体の歪みと顎関節の関係を明示されました。
この時から、顎関節と身体のバランスの重要性を考えるようになり、そしてこの考えから“身体を調整する事によって反対に顎関節を整える事が出来るのではないか”という発想が起きたのです。
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◆ 首と顎関節との関係
ークォードラント理論ー
当院の治療に大きく影響を与えている理論がクォードラント理論です。右図のように、円を四分の一に分け、それぞれの円周の曲線をベクトル化し、顎関節の下顎頭とあごのオトガイ部の動きを右図に当てはめると、下顎頭の動きは第一象限に、オトガイ部の動きは第四象限にあてはまります。その結果から、下図のように顎関節の開口は顎関節を中心に開くのではなく、首の第一頚椎と第二頚椎を中心に開く事が証明されます。
顎関節症は顎関節周囲の事を考えるだけでなく、頭を支える首の骨(第一頚椎・第二頚椎)も関係するので、首の位置や動きも注意する必要があります。その為横向きで寝る姿勢やパソコンなどの見る姿勢が重要となり、更に首の位置を考えるには、身体全体を考える必要性が生まれます。それ故に当院は治療だけでなく、日常生活の姿勢や体をほぐす体操法などの指導も重要視するのです。 |
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