(3)猫背の姿勢
膝痛の多くの人が猫背で、下を向きながら歩く癖を持っています。背中が丸くなった猫背姿勢は右の図のように骨盤が後傾し、大腿後側の筋肉であるハムストリング群を縮ませます。
その結果理想的な歩行である踵(かかと)着地の足の母趾
蹴りが出来なくなります。中には足のつま先から着地して歩いたり、すり足歩行の人もいます。膝と関係が深い筋肉である大腿四頭筋は、このような歩行をすると、変則運動を余儀なく強いられるので、正しい筋肉の位置から外れてしまいます。
膝痛を防ぐ運動として大腿四頭筋強化法=膝を伸ばす運動を勧められる事が多いようですが、正しい位置から外れた状態で運動すると、かえって悪化する場合もあります。
猫背下向きの癖となっている原因を除去する事が最初です。 |
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(4)外反母趾
日本人の足は五本指の中で母趾が一番高いのが普通です。しかし靴下の形状を見ると、一番高いのは中趾辺りになります。その為母趾は内側に引っ張られ、外反母趾の形がつくられるのです。
特にストッキングの場合は母指が完全に内側に引っ張られる為、外反母趾が作られ易くなります。
外反母趾になると、(2)で説明した内反の足になってしまい、母趾に力が入り難くなります。。
また外反母趾の場合はすり足歩行がひどくなります。
その結果膝を動かさない歩行となって、膝の血液循環を悪化させ、また膝の筋肉も衰えさせるので、膝痛は取れ難くなります。
その為雑誌「ゆほびか」'01年8月号のティッシュはさみやテーピングで外反母趾の対処をしてから膝痛治療をする事が大切です。 |
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[治療法]
今までの治療は膝だけを見ているものが多く、姿勢・歩き方・からだのバランスなど膝にかかる負担を見逃していました。また正しい筋肉の位置での運動も、おろそかにされているのが現状です。
斎藤治療院ではあごの左右の調整により、バランスと関係する運動神経系を改善します。
つまり誤った筋肉の動きを脳にインプットしてしまった場合、いくら筋肉を調整しても、すぐ元に戻ってしまいます
あごの調整は誤った情報を消去し、正しい筋肉の使い方を容易にするので、噛み合せやあごの調整は必要です。
その結果、膝の屈曲伸展運動を楽にします。(あごの不思参照)
また広背筋や僧帽筋マッサージで猫背の防止を図ります
また座位治療によって骨盤の後傾を改善し、大腿・下腿の筋肉を緩ませるのです。
そして次に立ち方・歩き方を指導します。気功では立禅(たんとうこう)と言って、1〜2時間じっと立っている行法があります。長時間同じ姿勢でいるので、理論に合っていない姿勢や無駄な力が入る事で、その姿勢を維持できなくなります。
つまり正しい筋肉の位置であり、理想的な筋肉の使い方を、数千年前の先人達は気功と言う方法で学ぼうとしたのです。 簡単に実行できる方法として、膝のお皿(=膝蓋骨)とつま先(=母趾と小趾の間)に合わせるだけで、膝の負担は軽減されます。 そして正しい筋肉の位置での運動が膝の負担を最小限にします。その後はО脚矯正と外反母趾のテーピング矯正などで悪化した症状を軽減していきます。 |
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20年前の斎藤匡寿院長 |