治療リラクゼーション美容整体・季楽トリート整体スクールMAP・診療時間・料金リンクお問合せ
ENGLISH
過去の特集 肩こり・腰痛の新しい原理

斎藤院長
斎藤治療院
斎藤 匡寿院長
○首痛・肩こりを原因から改善するマッサージ整体理論○

今月は、当院の特徴である、肩を触らずに肩こりを取り除く新しいマッサージ整体法について紹介していきたいと思います。



@プレート療法を基にした側頭筋マッサージ

 ―咀嚼筋群と後頚筋― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

  ●咀嚼(そしゃく)筋群(ものを食べるときに使われる筋肉)=側頭筋・咬筋・舌骨筋(図1

  ●首・肩の主要な筋肉=僧帽筋の上部(図3

図1図2
図3

 図2は、物を咬む時に頭にかかる力の方向を表したものです。通常ものを咬むとき、私たちは頭を前の方に倒す動きをすることで口を閉じようとしています。

 しかし、反射的に僧帽筋(図3)が収縮し、頭が前に倒れること無しに咀嚼をしているのです。
 この力はテコの原理により、咬合力(=この場合60kg)の約3倍の力である180kgもの力が、後頚部(=首・肩)に必要となってきます(図2)。

 歯科医の方達は、噛み締めから生じる後頚部(首・肩)の過度の緊張によるさまざまな症状を軽減するために、マウスピースのような形状のプレートを使って、咀嚼筋を伸ばす治療を行っています。

 当院の「肩こり・首痛を原因から改善するマッサージ整体法」ではその理論を応用し、咬合力に必要な咀嚼筋の1つである側頭筋をマッサージすることにより、マウスピースを使わなくても、前述した首・肩の大部分をしめる僧帽筋を緩ませることを可能としました。

 この側頭筋マッサージは、前述のテコの原理を利用することで、直接僧帽筋をマッサージするよりも遥かに大きな効果を生み出しています。

 まず、この側頭筋マッサージによって後頚部から肩にかけて位置する僧帽筋が緩んで肩の凝りが取れてきます。



A起始部・付着部マッサージ

 筋肉は、図4にあるように起始部と付着部の間を収縮することにより身体を動かしています。筋肉は骨に付着し、骨は関節を介して他の骨と結合し、身体を動かしています。

 通常のマッサージでは、筋肉そのもの=筋腹をほぐすことに主眼がおかれていますが、「肩こりの負担を減らすマッサージ整体法」では、この起始部と付着部に適度な刺激を与えていきます。

 この手技により、筋肉は正しい収縮動作を生み出すのです。@で説明した側頭筋マッサージにより緩んだ僧帽筋に活力を与えるために、起始部である後頭部の上項線(図5)をマッサージし、肩こりの症状を軽減していきます。

図4図5
図6

 そして、肋骨や胸骨から始まっている大胸筋の付着部は、上腕骨になっていますが、大胸筋が凝ると上腕骨を胸骨の方に引っ張り(図6)、腕を上に挙げにくくなります。

 更に腕は2〜10kgと重いので、段々とその重さが直接肩の筋肉に負担をかけてきます。
 そこで、大胸筋の付着部周辺を緩める肩関節マッサージをすると、腕を軽くするとともに、肩の負担を軽減するのです。



B広背筋・僧帽筋マッサージ

図7

●上向きでの正しい睡眠●

広背筋(腰・仙骨から上腕骨に付いている)・僧帽筋(頭・頸椎・胸椎から肩甲骨に付いている)を緩めるために、上向きでの広背筋・僧帽筋マッサージをします(図7参照)。

 その目的としては、上向き姿勢での睡眠を楽にし、身体がリラックスしている睡眠を誘導することです。

 この上向きでの正しい睡眠によって、肩の緊張はほぐれていきます。

 上向きで寝る姿勢をした時に背中や腰が痛くなるという方は、日中デスクワークなどで体を丸めた姿勢を持続しており、丸まった状態のまま筋肉が硬くなっていますので、それをほぐす事なしに寝ると、体が頭・腕・足の重さによって四方に引っ張られ、無理やりストレッチした状態に置かれる為、痛みが起こるのです。

 その結果上向きで寝ることが出来なくなり、横向き又はうつ伏せといった無理な姿勢での睡眠になってしまうのです。

 さらに、利き腕や利き噛みがある方の場合は、片側の背中や腰だけが凝り、余計に上向きでの姿勢がきつくなります。

 寝ている時の無理な姿勢は、体を歪ませます。

 そして神経や血管を圧迫する事にも繋がってくるので要注意です。

 もし、従来通りのうつ伏せの状態=下向きで広背筋や僧帽筋をマッサージした場合、背中を丸めた状態のままで緩ませるので、決して上向き姿勢での睡眠を誘導する事は出来ません。

 このように上向き姿勢での身体に負担のない睡眠は、リラックスした状態を作り出し、免疫力を上げ、回復力を増進させるものでもあります。

 それだけに上向きでの新しいマッサージ方法が驚くほどの効果を引き出すのです。


●肩を触らずに肩こりを取る●

そして、正しい上向き睡眠の誘導という他に、広背筋マッサージは、僧帽筋の「緊張」から起こる肩こりを軽減するという主な目的があります。

 私たちが腕を上げている動作、例えばパソコンなどをしている時、僧帽筋の「腕を上に挙げようとする力」と、広背筋の「腕を下に降ろそうとする力」が拮抗し合うことにより、その動作を保っています。

 広背筋の腕を下に降ろそうという動作に対し、僧帽筋(=上部線維)が肩、特に肩甲骨を上に挙げる状態を続けようとするので、その部位に緊張が起こり、肩こりを誘発するのです。

 広背筋マッサージをすると、腕を下に降ろそうとする力が弱まり、僧帽筋の負担を軽くし、肩の緊張を間接的に緩めることが出来るのです。

 通常のマッサージでは直接肩こりの原因である僧帽筋をほぐす事に主眼を置きますが、
当院の「原因から改善するマッサージ整体理論」では、肩の筋肉に作用して負担をかける周囲の筋肉からマッサージしていくので、対処療法とならずに原因から取り除く治療法となるのです。


<参考文献>
 日本人体解剖学 第1巻 金子丑之助 著
 テンプレート療法 前原潔 他共著

[特集一覧へ戻る] [Topページへ戻る]
 
Copyright(C)2005 Treat Co. All right reserved.