耳詰まりー耳管開放症と耳管狭窄症

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耳詰まりや耳鳴りで診断される名称が耳管開放症と耳管狭窄症です。圧倒的に多い症例が狭窄症で開放症は非常に難しい症例となります。飛行機に乗った時、エレベーターや地下鉄でも耳が塞がったようになるときがあります。こんな時に、つばきを飲み込むと耳詰まりが楽になる作用は、口蓋帆張筋によって耳管が広がるからです。

外耳と中耳の気圧が変わると、耳管は閉じます。しかし飲み込む動作で開き、外耳と中耳の圧の差が解消されるのです。閉じた耳管を広げることは知られていますが、一度広がった耳管を閉じる方法が難しいのです。

当院では耳管の通路に関して研究し、上咽頭=鼻の奥にある、副鼻腔にいく開口部の一番下に、耳管への入り口があることを見つけました。

見にくいのですが、下から2番目の耳管咽頭口        

物を食道にいかせるか、気管に送るかを選別する口蓋垂=のどちんこにも近く、関連性が見つかります。